「非踏区域」とも呼ばれる、世界の最果てに存在するおよそ３０００Ｋｍ程度の列島。どういうわけか一年を通し近海を壮絶な嵐が荒れ狂っているため、海上からの侵入は不可能に近い。また、仮にその嵐を抜けたとしても海には海洋型の魂喰鬼が多数生息しているため、必ずそれらの餌食になるだろうと思われる。

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そのため、どういった島国で、何があるのか。長らく不明であり、人々もやがてシェオルより目前の問題を解決すべく誰からも忘れられた孤島としてただただレイニアの最果てに有り続けた。

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だが、枯魄病がレイニアを襲い、日月神示がシェオルに生息する七柱の魔神の存在を指し示した時、ついに人々は本格的にシェオルへの遠征を画策し、空を行く舟を建造したことで実行へと移したのだ。

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​第一次遠征隊の数少ない帰還者からの報告と、日月神示による断片的な情報を繋ぎ合わせたことでその内情が僅かに判明している。シェオルの中心区画には