
Glossary
五行機構
魄創術者の基本性能を表す五つの指針。万能型が一点特化型を圧倒するという図式が絶対というわけでもなく、魂の働きの全てが未だ判明していないために特化型が土壇場で驚異的な爆発力を発揮し、万能型を倒すこともあり、その逆もありえるということ。即ちあくまで精密な数値を表すわけではなく、それが全てとも言えないのだが、大まかな能力値を判読することは出来る。
各項目は以下の通り。
剛・体
現奏における自己の強化値を表す。
この値が大きいほど、より肉体は強固かつ強靱に、五感は高く研ぎ澄まされ第六感の獲得にまで至った状態で長時間安定させることが出来る。
発・気
心奏においてどれだけ強力かつ大規模な異能力を発動出来るかを表す。この数値が低ければ単に劣っているということもなく、影響範囲は小規模ながらも極めて強力な異能が発現することもある。
対・渉
心奏の応用術理。この値が大きいほど、対物・対界関わらずに様々な干渉を行えるようになる。防壁の形成、対象の精神に干渉し様々な作用を及ぼすなど。用途は多岐に渡るが極めて精密な識の操作を要する。
深・魂
この値が大きいほど、感情の振り幅や意志力に比例し術者の基本性能が強化され易くなる。すなわち爆発力に優れるということになるが、霊・核の数値が低いと定められた限界値以上の出力を出すことは出来ない。
霊・核
持って生まれた魂の資質。これが高いほど単純な意志力による識の出力向上が大きく認められ、また強力な唯奏の発動を可能とする。
基本術理たる「現奏」「心奏」
奥義、固有の異能力たる「唯奏」
これら三つが魄創術の全てであるとされるが、日月神示に記された情報を解読すると、更なる二つの位階が存在することが判明している。
一方は、「無奏」と呼ばれる魄創術識の究極系と評される段階。これは全貌が未だに不明であり、もう一方の位階に関しては名称すら定かではない。
ただ記録としてのみ語られる魄創術の秘奥。